先日、俳句ポスト365(2023年2月締切分 兼題:鳥雲に入る)に投句しました。投句結果は「並選」でした。。投句した俳句は次の句です。
妹のブーケトス鳥雲に入る
この俳句は実際に妹が3月に結婚式をあげるということもあり、季語である「鳥雲に入る」の持つイメージと近いものを感じて詠んだ句です。
鳥雲に入るの説明には「春に北方に帰る渡り鳥が、雲間はるかに見えなくなること。」とあるように、人との別れを想起させます。そのため、結婚と取り合わせると類想感は否めないところでしたが、一つの信念を持って作っていたので並選とは言え選句されてほっとしました。
詠みたいテーマは最初から決まっていたため、結婚と鳥雲に入るをどう組み合わせるかが課題でした。例えば「妹は結婚す鳥雲に入る」などと詠むこともできますが、これはなかなか映像になってきません。他にもウェディングドレスやケーキ入刀などは結婚を示唆することはできますが、鳥雲に入るにスポットライトがあたってこないため、かなり苦労しました。
最終的にはブーケトスを取り合わせることにしました。ブーケトスとしたことで、放り投げたブーケの向こうに鳥が雲に入って見えなくなるという光景が描けたのではないかと思っています。
とは言え、結果は並選でしたので、もう少しどこかで工夫していきたいです。
コメント